2021年における顧客動向の振り返りと来年に向けての施策
営業の後藤です!
今年もあと1週間余りとなりました。施設様では年末年始のお客様の迎え入れの準備で忙しくされていると思います。皆様体調にはくれぐれもお気を付けください。
さて、今回は2021年における顧客動向の振り返りと来年に向けての施策について書かせていただきます。今年も残念ながらコロナ一色の1年になってしまいました。その中での宿泊や観光における趣向も変化してきたのではないでしょうか。
顧客趣向の変化に対応し、来年の宿泊施設様の売上向上に繋げていければと思っております。
2021年コロナ禍における顧客趣向の変化
①近隣への旅行の増加
旅行先の変化として、県内や近隣地域内での観光の割合が増加しました。推奨されていることもありますが、地域観光事業支援「県民割」を利用される方が非常に多く、10月頃からは近県への宿泊も対象となったため、10月~12月は予約の動きも非常に良かったのではないでしょうか?
同行者については、ご夫婦やカップルの割合が増加する一方で、友人との旅行が減少しています。全体的に個人旅行が増加したようですね。 自家用車を利用しての旅行も非常に増えたようです。
②ワーケーションの普及
コロナ禍でテレワークが普及した影響で、ワーケーションの周知が広まり、特に20代~30代の実施希望率が高くなっているようです。こちらも館内の整備やコンテンツの造成を行っている施設様が多くなりました。
③キャンプやグランピングの人気
人ごみなどの3密を回避したい思いから、キャンプ等のアウトドアも人気を集めました。グランピングやトレーラーハウスを導入する施設様も増えています。
キャンプ場も運営している施設様では、キャンプ用品で人気のあるものは売り切れ、通常品も高値で設定されているという話も聞きました。
④旅行日程や目的地の分散化
混雑を避けて人の少ない地域を選ぶことで、分散化の傾向があるようです。休前日ではなく平日の宿泊を選び、都市圏ではなく地方への旅行をする方も増えたようです。
同様に修学旅行や合宿も、都市圏や人気の観光地から近隣の地域で体験型の旅行が増えているとのお話も聞いています。
⑤館内で過ごす時間の増加
宿を拠点に観光やお買い物を楽しむという旅行から、宿でのんびり過ごすという方が増えたのではないでしょうか?
以前にも増して宿での過ごし方が重要になり、お食事や温泉以外の新しいコンテンツを造成していくというのも必要になってきます。
顧客趣向の変化に対応する施策
先程列挙した5点にも、下記のようにそれぞれ施策はあります。
■「近隣への旅行の増加」への対応
・近隣への旅行者に向けたプランの造成
参考例)松島ホテル和楽(弊社運営)の県民割プラン
■「ワーケーションの普及」への対応
・ワーケーションプランの造成
参考例)松島ホテル和楽(弊社運営)のワーケーションプラン
■「キャンプやグランピングの人気」への対応
・三密回避できるコンテンツの造成
参考例)仙台ロイヤルパークホテル様公式サイト
■「旅行日程や目的地の分散化」への対応
・アクテビティや体験型コンテンツの造成
参考例)高見屋別邸久遠様公式サイト 教育旅行ページ
■「館内で過ごす時間の増加」への対応
・館内コンテンツの造成、過ごし方ページの作成
参考例)名湯リゾートルーセントタカミヤ様公式サイト蔵王MY STYLEページ
魅力あるコンテンツ作り、ターゲットとする層の変更、時代に合った宿泊プランの造成等、まだまだやることはたくさんありますし、ご提案させていただく機会も頂ければと思います。
さいごに
今年もあっという間に過ぎ去ってしまった感はありますが、顧客動向の変化や、次々と打ち出される国や自治体の施策にも対応していかなくてはなりません。
弊社でもGoToトラベルの成功を最大化するご提案や、新サービスのご提供も検討しております。
来年は今年よりも宿泊施設様に貢献できるよう努力してまいります。来年も何卒よろしくお願いいたします。
■年末年始の営業■
勝手ながら弊社では下記の通りお休みをいただきます。
12月30日 通常営業
12月31日~1月3日 年末年始休暇
1月4日 通常営業